第4回北海道の旅


小樽 ⇒ 浜益 ⇒ 増毛 ⇒ 羽幌 ⇒ 遠別 ⇒ 天塩 ⇒ 稚内 ⇒ 礼文島 ⇒ 利尻島 ⇒ 稚内


2008年8月  5日間(小樽〜稚内) 390km  3日間(礼文島と利尻島)120km 合計 8日間  510km

赤い線:第1回(2003年7月) 青い線:第2回(2005年7月) 黒い線:第3回(2007年7月) 緑の線:今回(2008年8月)

プロローグ

前回(第3回)の旅を2007年7月に終え、最後となる第4回を今回行った。

今回の旅のポイント:昭和20年8月22日、樺太(大泊)から小樽に向かっていた三隻の船(小笠原丸、第二新興丸、泰東丸)に乗った引揚者(年寄り、女、子供)が、増毛沖、留萌沖、鬼鹿沖でソ連の潜水艦の攻撃を受け沈没(小笠原丸、泰東丸)や大破(第二新興丸)し、乗員と引揚者の推定1,708人が海底に消えた。
増毛〜鬼鹿の間に慰霊碑などがあり是非とも立ち寄り手を合わせたかった。

おまけの旅として自転車をフェリーに乗せ礼文島と利尻島へ渡り島の旅も楽しむことにした。利尻山(利尻富士)(1,721m)へ登ろうと考えたが、結構厳しい山(急な上り6時間、下り4時間 最低10時間必要)でこの1年は高い山に登っていないので断念。その代りに自分の自転車で利尻島1周をすることにした。

ルート
・前回の終点の小樽からスタート、今までと同じく左手に海を見ながら石狩、浜益、増毛、留萌、羽幌、遠別を経て稚内で終了。

・今年の5月に国道231号増毛町岩尾の日方泊トンネル近くで落石事故があり全面通行止めとなった。その後、復旧工事により片側交互通行となっていた。。最悪の場合、小樽から留萌へ行くのに海岸線のこのルートを諦めて内陸の滝川〜北竜から留萌へのルートを考えた。
石川文洋さん(朝日新聞の元カメラマンでベトナム戦争の報道カメラマン)が2003年7月に稚内を徒歩で出発し日本海側を日本縦断したが、北海道を歩いた時のトンネルでの恐怖を書いている。
私も同感で過去3回の自転車の旅ではトンネルで怖い経験をした。石川さんはこの国道231号の海岸線を歩き小樽方面まで行く予定だったが、トンネルの多さと小平トンネルでの経験によりこの海岸線を断念し内陸部を歩いた。石川さんは徒歩の旅を本にまとめている。「日本縦断徒歩の旅」"65歳の挑戦" 岩波新書(2004年5月20日第1刷発行)。
しかしながら、樺太からの引揚者の遭難慰霊碑に立ち寄りたかったので、留萌開発建設部へ最新状況をその都度聞き7月中旬に全面通行となったことを確認した。従って、内陸部経由でなく予定通り海岸線を走ることとした。


8月1日〜8月5日


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