西表島
7月12日〜7月15日 3泊4日



20日目:7月12日(火) 晴 走行距離/累計10.5km(西表島)/874.9km
宿(石垣市宮良)⇒ 石垣港 ⇒ 高速船 ⇒ 上原港(西表島)⇒ 宿 ⇒ 星砂の浜 ⇒ 宿
宿泊:民宿まるま荘(上原)
石垣港
宿泊している同じ年の男性と40代の男性それにオーナーが見送ってくれた。
石垣港の近くの八重山郵便局でお金をおろす。

離島ターミナルへ行き八重山観光フェリーの高速船「サザンイーグル」に乗船。

西表島の上原港までの39kmを40分でコバルトブルーの海を進む。上原港ターミナルでドリップしたコーヒーを飲みながらパンフなど見てのんびりした後、今晩の宿の「まるま荘」への道順を売店の人に聞く。
宿は漁港の傍にあった。 チェックインまで時間があるので自転車と荷物を宿に置いて石垣島で買ったシュノーケリングの3点セットを持ち宿の庭から直接「まるまビーチ」へ出た。
ビーチと海に人がいなく遠くにダイビングボートが見える。サンゴ礁の海に入ると小魚が見える。砂浜と海と空が最高! 贅沢な時間を実感する。
上原港/西表島 まるま荘 まるまビーチ

夕食まで時間があるので自転車で「星砂の浜」まで散策をする。「星砂の浜」は星砂が採れる浜でシュノーケリングをしている人たちもいた。浜から高台にある売店・レストランへ行きマンゴアイスを食べる。店内のレストランで食べると400円。レストランからの眺めはいいが見晴らし代を考えても高過ぎるかな。
星砂の浜 星砂の浜

宿での夕食時に石垣港からの高速船で一緒だった30代の夫婦(埼玉から)がいた。
2人は上原港から直接 浦内川のジャングルクルーズに参加した後に宿へ来たとのこと。
夕食後、埼玉の奥さんに自転車を貸してあげたら「前のブレーキがきかない」と言っていた。確かに調整せずにブレーキがきかないままにしていたので明朝 調整しよう。
広い庭にあるハンモックで横になる。極楽、極楽。

漁港の突堤へ行き夕日を見る。雲がかからずに綺麗な夕日を見ることができた。
夕日


21日目:7月13日(水) 晴 走行距離/累計32km/906.9km
宿 ⇒ 浦内川 ジャングルクルーズ ⇒ 祖納(そない)⇒ 白浜港 ⇒ 中野ビーチ ⇒ 上原 ⇒ 船浦
宿泊:いるもて荘YH(船浦)
浦内川遊覧船乗場
遊覧船
宿の女将さんから「由布島へ行くのだったら水牛1頭1頭の顔が違うので見た方がいい。恐そうな顔もいればイケメンもいるから。大原港から乗船するのだったらその先にある南風見田の浜へ行くといい。広い浜で貸切状態のはず」と教えてくれた。由布島も大原港も明後日の15日に行くので参考までに聞いた。

宿を出て浦内川の遊覧船乗場へ行く。自転車と荷物は置いて9時半発の遊覧船に乗り浦内川の上流へ進む。
沖縄県最長の川であり河口の両側にはマングローブ。ゆったりとしたジャングルの風景が広がる。乗場へ向かう遊覧船とすれ違う。30分で軍艦岩に到着。ここから片道約2kmのトレッキング。展望台から「マリウドの滝」を見て、さらに10分位歩くと「カンピレーの滝」があった。沖縄にいると思えないほどの水の流れであり滝の近くまで行った。軍艦岩まで戻り12時の遊覧船に乗った。
マリウドの滝 カンピレーの滝

バス停「白浜」
注意看板
西表トンネル(675m)を通り白浜港へ行く。路線バスの終点でありここから先に車の通る道はなく連絡船しかない。自転車なら先へ行けるかと思い小学校の前の細い道を走ると行き止まりだった。

白浜港に近い食堂で「沖縄そば」を食べたが普通の味でこれと言って特徴がなかった。 道に「イリオモテヤマネコ注意」の看板が何度も出てくる。

星砂の浜は昨日行ったので通過して「中野ビーチ」へ寄ったが普通のビーチ。中野ビーチを出てから途中、雨が降ってきたのでマンゴーの売店で雨宿り。中でマンゴージュースも売っている。雨が上がったらきれいな虹が見えた。

上原のスーパー川満で缶ビールとさんぴん茶のボトルを買い今晩と明晩の宿の「いるもて荘YH」へ行く。
上原から船浦はややきつい上りだった。広い芝生の庭の向こうに海が見えて眺めのいい宿。
いるもて荘YHの広い庭

夕食は4人〜5人のテーブルがあり適当に席につくのだが同世代と思われる男性2人が座っているテーブルがあった。
同世代の男性であれば仕事の話が多い場合があるので気が乗らない。隣のテーブルに女性1人が座っていたので「グループですか」と聞いたら1人とのことなので座った。
東京から来ている人であれこれ雑談をする。女性2人が「このテーブルよろしいですか」と聞いてきたので座ってもらった。隣の同世代のおじさん2人との食事よりこのテーブルにして良かった。女性2人は神奈川から来ていて友人同士。沖縄で毎年ダイビングしているそうだ。
神奈川県から来ている友人同士の2人、NさんとSさん、と東京のYさんの3人は情報交換をしている。その場の雰囲気で「お父さん」となり一気に3人の娘ができた。
Sさんからの情報2つ。
その1)パーラー美々のマンゴージュースが美味しい 
その2)船浮のビーチが綺麗  
美々は今日雨宿りしたマンゴーの売店なので明日はこの店でマンゴジュースを飲んで船浮のビーチへ行くことにした。
食後に3人の女性に自転車を貸してあげたが「サドルが固くお尻が痛い」と言っていた。


22日目:7月14日(木) 快晴 走行距離/累計30.4km/937.3km
宿 ⇒ 上原 ⇒ 祖内 ⇒ 白浜港 ⇒ 連絡船 ⇒ 船浮港 ⇒ イダの浜 ⇒ 船浮港 ⇒ 連絡船 ⇒ 白浜港 ⇒ 船浦
宿泊:前日と同じ
出発前に自転車をチェックしたら後輪がパンクしていた。予備のチューブを入れたが走行中でなくてよかった。

スーパー川満でミネラルウォーターとサーターアンダーギー(店の人によれば「沖縄のドーナツ」)を買う。店の前に欧米系の男性と日本の女性それに男の子がいたので話をする。フランス人の旦那さんと大坂出身の奥さんそれに5歳の男の子でバカンス中とのこと。パリに住んでいて西表島でバカンスとはいいですな。
美々に寄ると10時から開店なので諦めて先へ進む。

昨日も通った浦内川にかかる浦内橋と西表トンネルを走る。トンネル内は照明があり歩道も1段高くパイプのフェンスもある。しかし、真っ暗な2ヵ所は遠近感や左右感がつかめず怖い。白浜港ターミナルに自転車を置いてシュノーケリングの3点セットを持って連絡船に乗る。お客さんは他に1人いるだけ。10分して船浮港へ着く。
白浜港 船浮港

Sさんから教えてもらったビーチ(イダの浜)へ行く。素晴らしいビーチ!! 若いカップルが1組シュノーケリングしている。早速、海に入りシュノーケリングをする。浜から20〜30mの沖で見事な珊瑚が数々あり各種の魚が沢山泳いでいる。さらに沖へ行くと珊瑚礁がなくなり急に深くなっていて海底が見えない。ここまでとして辺りも見回すと大きな魚や中小の魚が群れている。浜へ上がるとカップルはいなくて貸切となった。こんな綺麗なビーチを独り占めとは贅沢過ぎる。
イダの浜 イダの浜

ダイビング・ボート
の〜んびりと海と空を見ていると時間の経つのを忘れてしまう。沖から大型観光ボートが1隻近づいてきて浜辺に船首を乗り上げた。浦内観光のダイビングボートで10人位のお客さんがいてこの浜で昼食(お弁当)。半分位の人は上陸せずボートの中で食べている。船長さんと助手の人と話をする。2人とも沖縄出身でなかった。
船長さんから聞いたこと
・いかにも沖縄顔だが岩手県の宮古出身で52歳(昭和33年生まれ)
・24歳まで東京で働いていたがその後 西表島へ移住した
・東京で甥の結婚式があり出席したが、あまりにも色が黒くしかも白いシャツだったこともあって他の出席者が驚いていた
・沖の無人島の外離島に老人が裸で自給自足で住むようになりTV局が取材にきた
タレントの勝俣に似た助手の人は3年前にこの島へ移住してきたそうだ。

昼食を終えてボートが浜辺を離れる時に船長は後進をかけ、助手が浜辺から船を押すがボートはなかなか動かない。手伝って押したらやっと浜辺を離れた。離れる時に「乗せてってくれ〜、おじさんを1人にしないでくれ〜」と大声で叫んだらボートの人たちが笑っていた。ボートは沖合いのダイビングスポットへ進んでいく。再び静寂が訪れプライベートビーチとなる。

連絡船に乗る前に食事をしたかった。「ぶーの家 イノシシカレーとコーヒー」の看板を見てこの家にする。テラスに心地よい風が吹いている。奥さんは大坂出身で私と同じ年齢。若い頃に北海道のYHや農家や牧場で働いていたとのこと。この島へ来てご主人と知り合い結婚。「ぶー」は飼っている犬の名前だった。猪はご主人が山で獲っているそうだ。イノシシカレーは美味しくコーヒー豆をミルに入れ手で挽いたコーヒーも美味しく満足。
ぶーの家 イノシシカレー

連絡船に乗り白浜港へ戻る。自転車はそのままの状態でターミナルにあった。
マンゴジュース/美々

美々に寄り「マンゴジュース」を飲む。濃厚なマンゴの味だ。
店に日本の男性と欧米の女性と女の子の家族がいて、どうも男性が店のオーナーと知り合いのようだ。話の中で奥さんがスイス人とわかった。朝、スーパー川満でフランス人の男性と日本人の女性の夫婦を見たので今日は国際結婚の夫婦を2組見たことになる。

宿へ戻りシャワーを浴びる。同じ年と思われるダイビングの人が先にシャワーを浴びていた。その人が「ボディシャンプーは一杯になっているな〜」と独り言を言う。確かに昨日は少なかったが今日は補充したのだろう。その人の傍にあるボディシャンプーを使う為に2〜3回ポンピングをするが出てこない。突然、左目に刺激を感じ目が開けられない。何事が起こったのか理解出来ない。左目はますます痛くなる。思わず右目も閉じたままだったのであけた。圧力のかかったボディシャンプーがノズルから出ないで蓋の隙間から出て左目を直撃したのだとわかった。とにかくシャワーで左目を何度も洗う。部屋へ戻っても痛みが治まらず大変だった。

夕食時、3人娘にはボディシャンプー事件は話さなかった。
宿のオーナーさんが「さがり花」を見せてくれることになり希望者全員が車2台に乗り山の中へ行く。この花は川平(石垣島)で泊まった宿のナイトツアーで見ていたが3人娘にはそのことを言わずに「きれいな花だね〜」とだけ感想を述べた。
さがり花

長女(Nさん)と次女(Sさん)の提案で明日の朝 「カンムリワシ」を4人で見に行くことにした。


23日目:7月15日(金) 快晴 走行距離/累計49.1km/986.4km
宿 ⇒ 西表島温泉 ⇒ 由布島(ゆぶじま)⇒ 仲間橋 ⇒ 大原港 ⇒ 南風見田の浜 ⇒ 大原港 ⇒ 竹富島
宿泊:民宿泉屋(竹富島)
朝食前に3人娘と一緒に「カンムリワシ」がいそうな場所へ行く。遠くの電柱の上にいた! 4人で10歩進み立ち止まる。逃げないのを確認しさらに10歩進む。とうとう近くまで来てゆっくりと観察する。見れてよかった。この鳥は小型のワシで頭頂に白と黒のまだらの冠羽があり西表島と石垣島に生息するが数は少ないそうだ。石垣島出身のボクサーの具志堅用高氏が「カンムリワシ」と呼ばれていた。
出発前に3人娘に別れの挨拶をし東京へ戻ってから「西表会」として再会することにした。
カンムリワシ 三人娘

西表島温泉
休憩小屋
海岸沿いの道を進む。「西表島温泉」の看板がある。12時がオープンでありまだ時間がある。この温泉に入る予定はなかったので通過する。
青空の下、海岸沿いの道を順調に進む。こういう時は自然に歌が出てきて一人カラオケを楽しむ。車は少なく、ましてや自転車に乗っている人など全くいない。
休憩小屋が見える。空と小屋の遠景が素晴らしく南の島にいることを感じる。

由布島が見える。水牛車乗場へ行き民宿まるま荘の女将さんが言っていた「水牛の顔」を見る。確かに顔立ちが1頭1頭違う。水牛車往復と亜熱帯植物園の入園料込みのチケットを買い指示された水牛車に乗車。
担当のおじさんが冗談を言いながら水牛の紹介をする。おじさんが三線を弾きながら唄う沖縄民謡をゆったりと聞き10分位で島へ着く。島全体が植物園になっていて散策する。
向こうにNHKの連続テレビ小説「ちゅらさん」の舞台となった小浜島(こはまじま)が見える。昔、島にあった小学校の校舎跡もある。
非番の水牛たちが大きな池の中で休んでいて子供の水牛も何頭かいる。
別の水牛車でやはりおじさんの三線による民謡を聞きながら西表島の水牛車乗場へ戻った。
水牛 水牛
三線おじさん 由布島

仲間川に架かる仲間橋を走り大原港へ着く。
竹富島への高速船の出るまでに時間があるので民宿まるま荘の女将さんが言っていた「南風見田の浜(はえみだのはま)」へ行くことにする。思ったよりも距離がありアップダウンもある。キャンプ場があり海岸へ出たらそこが南風見田の浜だった。誰もいない広い浜。 昼食と高速船の時間を考え大原港へ戻る。
南風見田の浜 南風見田の浜

大原港近くの食堂「ニーランの店」で味噌味ベースの西表そば(沖縄そば)を食べる。味噌ラーメンのようで美味しかった。

八重山観光フェリーの高速船「サザンドリーム」に乗船し竹富島へ向かう。
ニーランの店 西表そば 高速船/大原港


竹富島


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